『シムーン』を再び観始めました

AT-Xで『シムーン』の放送が始まりました。


前回の放送から、随分と間が空いた気がしますけど、
これで二度目の放送になるのでしょうか（あれ？三度目？）。


まあ、それはそれとして。


たしか、４年ほど前のアニメだったと記憶している本作。

個人的には、今でも好きな作品の一つです。

ただ、第１話から専門用語がバンバン出てきて、
それらを抱括する独特の世界観の説明もほとんど無く、
かなりシリアスな（ある意味、暗い？）雰囲気もあるので、
取っ付きにくい印象は否定できません。

おまけに、表層だけを捉えれば、
「美少女いっぱい」で「百合要素あり」という、
凡百の萌えアニメのうちの一つに見えてしまいそう。


しかし、その実、描かれていたのは重たい「戦争」でした。

で、その真ん中に流れているテーマは、
大人になる直前の少女たちが抱く葛藤とか、友情とか、信頼とか。

そのへんが非常に丁寧に描かれている「良作」だと思います。

極論になるかもしれませんが、青春群像劇を観る感覚に近いかな、と。


どうもイマイチ、マイナーなイメージがある本作ですが、
もう少し高く評価されても良い作品なんじゃないかなと思いますね。