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シーイズアヒロイン!?『アイアムアヒーロー』第35話 [アイアムアヒーロー]

【ネタバレ注意!】本記事はネタバレを含みます。本編を未読の方はご注意下さい!
 
『マンガ大賞2010』に『アイアムアヒーロー』がノミネートされていましたね。

惜しくも大賞受賞には至らなかったんですが、
本作は、まだまだ序盤のはずなので、
今後の展開如何では、大賞も狙えますよね。

いや、受賞するものと信じています!


さて、「樹海の中にも感染者が!」な展開で終わった前回。


比呂美ちゃん、後ろー!Σヽ(゜Д゜; )ノ


冒頭から3ページを「コマ送り風」に描いたことで、
比呂美救出(?)シーンのギリギリの緊張感が伝わってきます。

これまでのエピソードで、「ヤツらに捕まったら終わり!」
ということを知ってしまっている読者としては、
この一瞬のシーンだけでもドキドキしますね。


で、本来なら、英雄の言っていることを信じようとしなかった比呂美が、
感染者を初めて見たことで、狼狽し、パニックに陥るはず。

・・・と思ったんですが、狼狽しているのは、むしろ英雄のほう。

比呂美は、目の前で起きている非現実的な光景を見ても、
冷静に、客観的に、そして、そこから得られる何かを探して、
分析さえも試みようとします。

なんという胆力!(゜Д゜;)

そして、棒きれを持って対抗しようとする英雄に対し、
比呂美は慈愛とも取れる行動に移ります。

これまで、てっこのアパートやタクシーの中で繰り広げられてきた
凄惨な結末とは別の、感染者の静かな最期。

これまで怖いだけだった感染者に、初めて悲しみを感じました。
(あ、タクシーの運転手さんも哀れでしたね)



ほんの一瞬で、「最良」と思える行動を選択し、
実行に移した比呂美という少女。

どうも、普通の女子高生ではないようですが・・・。


いやー、今回はすっかり英雄が食われてしまいましたねー。

しかし、銃を解き放ってドンパチ!という安易な方向に行かない辺り、
一筋縄ではいかない本作の面白さですね。

【追記】

しかし、安らかに眠っていく感染者ばかりじゃないようです。第36話の記事はこちら


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