『音♪劇場』第２回公演観劇

今回で２回目の公演となる『音♪劇場』を観劇してきました。
　　
　　

　　
　　
出演者が“声”のみの演技をする“朗読劇”という特徴を持つ本公演。

昨年の第１回公演は“学園を舞台にした友情物語”でした。

今回も、学園を舞台にしているのは同じでしたが、その内容としては“探偵モノ”、
それも【殺人事件】を扱うサスペンス色の濃いものでした。

所々にコミカルな台詞が入るものの、全体のトーンとしては非常にシリアスなもの。

推理小説などに見られるような“時間的トリック”や“地形的トリック”は少ないものの、
「関係者全員が怪しい・・・」という緊張感があり、最後まで飽きることなく観ることができました。
　　
　　
そして、もう一つ特筆するべきは、出演者の演技力。

学園が舞台ということで、当然ながら全員が“高校生”を演じるのですが、
ストーリーの展開上、“大人”も登場するシーンが出てきます。

ここで、舞台衣装を必要としない“朗読劇”ならではの手法が活きてきます。

さっきまで“高校生”を演じていた役者さんが
“母親”や“使用人”を演じることになるのですが、このシフトが実に上手い。

今回は、若林直美さんと石毛佐和さんが、その二役を演じており、
今さらながら「プロって凄いな・・・！」と脱帽。
　　
　　
さて、基本的には「悲劇」だった第二回公演。

会場で配られたアンケートに「次回に扱ってほしいジャンルは？」という項目があったので、
もしかしたら次回公演が決まっているのかも・・・。

だとしたら、ぜひ観劇に行きたいと思います。

だいたい秋くらいかな？