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大人の怖さ『アイアムアヒーロー』第248話 [アイアムアヒーロー]

【ネタバレ注意!】本記事はネタバレを含みます。本編を未読の方はご注意下さい!


ヘリコプターへの一番乗りは苫米地

しかし、用心深い苫米地は、簡単に飛びついて行かず、
その背後に立つ巨大ZQNをじっと観察します。

で、観察されている巨大ZQNはというと、
腕に相当する部分を幾つもの触手に枝分かれさせ、
サンライズビル内に侵入し始めました。

そして驚いたことに、火災が起きている箇所に向かって
消化器を使用しています。

ここで興味深いのは、集積脳同士の会話の内容

それによれば、彼らは“個々のZQNの動き”までは
制御しきれていないということ。

延焼を防ぎたいにも関わらず、
「炭化するまで動き続けるZQN」を止めることは、
どうやら集積脳にも出来ないようですね。

これはZQNが「噛みつく」という動きしかプログラムされていない
極めて単純な駒であるが故に、細かい指示には従わない
・・・という解釈で良いのかな?


さて一方、春樹 対 桐谷の戦い。

優勢に戦いを進め、余裕を見せていた春樹ですが、
とどめの一撃を突き刺したところで、思わぬ反撃を食らいます!

予備だったのか、場面によって使い分けるつもりだったのか
そこまでは分かりませんが、キックミットに刺していた包丁を
桐谷に奪われ、それを首にドッ!

窮鼠猫を噛む。

発症し始めている桐谷と共に、春樹もZQN化という末路。

春樹はZQNのみならず、正常な人間も何人か殺してきたであろうことは
これまでの台詞でも分かるので、同情などは一切できませんが
こうなってしまうと哀れですね。

自分を中心に据え、周りを見下していた春樹にとって、
相打ちを狙ってくる桐谷の執念など、想像も出来なかったのでしょう。

そして、口では「春樹を待つ」と言いつつ、
ヘリに向かう苫米地について行った城。

その城も苫米地に切り捨てられようとしている今、
知識や狡猾さを併せ持つ大人には勝てない、
どこか浅はかな子供の限界を見せつけられた感じです。


さて、一番遅れてヘリポートに到着した中田隊長たち。

クルス、苫米地、そして巨大ZQNと鉢合わせになるのは明白。

まあ、苫米地が中田隊長たちを助けるとは考えられないので、
おそらくは再び一戦交えることになりそうですね。

おばちゃん無双、始まるか!?

【追記】
第249話の記事はこちら


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