中田先生は今日も平常運転『アイアムアヒーロー』第192話

【ネタバレ注意！】本記事はネタバレを含みます。本編を未読の方はご注意下さい！


新章突入です。

懐かしの中田コロリ先生が登場。

「隊長」と呼ばれていることから、彼が組織を率いる存在であることが窺えます。

また、ヘルメットやマスク、すね当て等を着けているので、
ZQNへの対策もそれなりに考えられているようですね。

ヘルメットを外したその顔は、以前には見られなかった精悍さがあり、
修羅場をくぐってきた証しなのか、額には傷まで。

ただ、滑舌の悪さは相変わらずで、語尾が「しゅ」になっています。


その中田コロリと仲間二人は、ガソリンを集めるために
一軒一軒しらみつぶしに回っているらしいです。

逃走用の車に使うのか、それ以外の目的があるのか・・・。


仲間のうちの一人は、話し方から察するに、ちょっと浅はかなところがあり、
放っておくと仲間まで危険にさらしてしまいそうな印象ですが、
その手綱をしっかり握っているのが、意外にも中田コロリのようです。

感心するのは、仲間の意見を却下しつつ、それと同時に
実行に移せる可能性も認めておき、決して全否定はしないところ。

単に頭ごなしに否定してしまうと、せっかく意見を言った仲間が腐ることを
見越しているかのような、上手い人心掌握術に見えました。

漫画家時代に、アシスタントを上手くのせて使っていた名残でしょうか。


さらに、ZQNの習性にもある程度の造詣があり、
時期的な意味での墓地の安全性を看破している点も、隊長としての資質を感じます。

そんな中田がしみじみとつぶやいた
「早く・・・元の生活に戻りたいでしゅねぇ・・・」は、結構な重さを感じました。


さて、墓地からの帰り道。

やはり遭遇しないわけにはいかないZQNたち。

場所が繁華街の池袋に近いので、無理もありません。

あまり屈強なイメージが無い彼らは、どうやってZQNと戦うのでしょう・・・？

それぞれが携帯しているのは、おそらく電動の芝刈り機。

これを使うのか！？

中田の発想によるものなのかは分かりませんが、
来栖一派が使っていたナイフや鉈とは違い、
ある程度の距離を取りながら戦える道具ですね。

次回、「戦う中田コロリ」が見られるかもしれません。

【追記】

第193話の記事はこちら。

タグ：アイアムアヒーロー