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到着したのは安息の地なのか『アイアムアヒーロー』第65話 [アイアムアヒーロー]

【ネタバレ注意!】本記事はネタバレを含みます。本編を未読の方はご注意下さい!
 

タイヤネックレスで焼かれた遺体。

先週号の話を読んだ後、『タイヤネックレス』で検索してみたら、
結構な数がヒットしました。

さすがに画像検索まではしませんでしたが、
そっち方面に詳しい人々の間では、割と有名な拷問だったようです。

先週号では、そのタイヤネックレスの遺体が一つだけかと思いましたが、
実は同様のものが何体も何体も路上に転がっていました。

荒木が言うように、明確な殺意で行なわれた陰惨な行為。

あくまで想像ですが、これは単なるリンチで行なわれたわけではなく、
まだ発症していない感染者、または感染の疑いがある者を
非感染者たちが寄ってたかって縛り上げ、事に及んだのかもしれません。

そう考えると、怖いのは「感染の疑いがある」というだけで
処刑されてしまう可能性があるということ。

顔や手先などに、ちょっとでも傷があっただけで
「お前、感染してるな!」と疑われ、タイヤネックレス敢行・・・。

思わずそんなシーンが想起されてしまいます。


そして、それらの遺体を見て、口では「やばい」と言いつつ、
御殿場アウトレットモールへの疾走を止めない荒木。

既に彼の中でも、半ば思考が停止してしまっていて、
御殿場アウトレットモールへ行くことが生き残るための手段であったはずが
いつの間にか、行くこと自体が目的になってしまったようです。


そして、ようやく御殿場アウトレットモールへ到着。

英雄が生活用品を調達したコンビニと同様、
世間の狂乱が嘘のように、その偉容を保っています。

ここで比呂美が「ヴィトン買って」と言い出しますが、
これはどう解釈したら良いんでしょうか?

これまでに見てきた比呂美の言動などから察するに、
ブランド品を好んで持ちたがるタイプというイメージはありませんでした。

ただ、クラスメイトの誰かが持っていた物を見て、
内心では、自分も欲しいなと思っていたのかもしれませんね。

裕福な家庭環境っぽい紗衣なんかは、いかにも持ってそうですし。


さて、そんな平和そうな御殿場アウトレットモールですが、
やっぱり転がっていましたね、遺体(食後っぽい)が。

膝から上が無く、全く動いていないことから、
この男性は、かなりの量を持って行かれたようですね。

おまけに、まだ少し新しめに見えます。

そして、遠くで鳴った音を聞き、一気に緊張感が走る車内。

英雄も散弾銃の弾を込め、臨戦態勢です。

荒木にさんざん言われた「役割」をこなすためなのでしょうが、
その時になって、本当に撃てるのか否かは怪しいですね。


さて、英雄が言うように「スゴく広い」アウトレットモール内を進む
荒木たちを乗せた車に、いきなりの銃撃。

・・・とはいっても、それはBB弾(?)によるもの。

相手は3人。

手にしているのは、電動ガンと小さな斧と金槌、
顔面にはサバイバルゲームで使うようなマスクをしていますが、
服装は明らかに薄着。

どう見ても感染者に対抗できる武装ではありません。

向かって右にいる電動ガンを持った迷彩パンツの男は、
ある程度の銃器に関する知識がありそうですが、
それもサバゲーの範疇での知識だけみたいですね。

実弾射撃の経験がある英雄とは違う、銃器オタクでしょうか。


そこへ彼らの仲間から、退避を促す声が届きます。

そして、見開きで描かれた御殿場アウトレットモール。

大挙して押し寄せる感染者たち。

一方、いくつものテントが見える屋上に避難しているのが、非感染者のようです。

その中の何人かが「ガーン」と大きな音を立てているのは
感染者を一ヶ所におびき寄せるためでしょうか。

これは何かの意図があって行なわれているようですね。


最後、マスクを取ったのは若い女性でした。

英雄たちと対峙した際の言葉や、この表情からすると、
気が強くて、英雄が苦手とするタイプっぽいですね。

彼女が新ヒロインとなるのか否か。


さて、比呂美を連れていることで、英雄たちと他の非感染者たちとの間に
軋轢が生まれそうで、ちょっと嫌な予感がします。

次回の展開が気になりますね。

【追記】

そこにハーレムはあったのか!? 第66話の記事はこちら


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