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その瞳に映るものは何だろう『アイアムアヒーロー』第59話 [アイアムアヒーロー]

【ネタバレ注意!】本記事はネタバレを含みます。本編を未読の方はご注意下さい!
 

センターカラーで連載再開です。

寝袋の中で目を開いた比呂美。

思わず英雄が鼻を塞いだことからも、
やはり比呂美が感染したことは間違いないようです。

第11話で、てっこのアパート周辺で異臭の描写がありましたが、
感染者からは何らかの臭気が発せられるようですね。

腐臭なのか、それ以外の何かなのかは分かりませんが。


さて今回、私が一つ気になったのは、荒木と英雄の関係。

前回にも増して、いわゆる「主」と「従」、
もしくは「上」と「下」の関係になりつつあるように見えました。

ちょうど三谷さんと英雄の関係性に近い感じでしょうか。

もちろん、英雄が「従」であり「下」です。

優柔不断な英雄は、相手の強い態度に負けてしまう傾向にあるので、
荒木にもつけ込まれてしまっているようですね。


そして、この荒木という人物。

比呂美を「そいつ」「その化け物」と呼ぶあたり、
もう完全に彼女を人間としては見ていませんね。

そろそろ荒木の持つ本性が見えてきましたし、
いつまで英雄にとっての「味方」でいるのか、
これもちょっと怪しく思えてきました。


さて、約2ヶ月ぶりに姿を見せた比呂美ですが・・・。

その顔は一見、他の感染者と同様の症状にも見えますが、
左半分は血管が浮き出ていないこともあり、
言うならば、“半感染”のような状態にあるのかもしれません。

また、従来の感染者の場合、死んだ魚のような目をしていますが、
比呂美の瞳には、意志や感情が見て取れます。

その状態ゆえか、英雄の言う言葉も理解できているようですね。

英雄と荒木は、比呂美の“半感染状態”を利用し、
『ウルトラセブン』のカプセル怪獣や『ポケモン』のように
彼女と感染者たちを戦わせるつもりでしょうか。

富士山の五合目で何があったのかは、まだ不明ですが、
その時、感染した比呂美の“操り方”を見つけたのでしょう。

そのへんを描いたエピソードも、近いうちに掲載してほしいと思います。


3人で笑い合った思い出は、すっかり過去のものとなり、
今は、身を守る道具として利用する英雄たちと、利用される比呂美。

あまりにも残酷で、哀しい構図ですね。

次回、多対一の戦いに、比呂美はどうなってしまうのか。

気になって仕方がないです。

【追記】

第60話の記事はこちら


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