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『すくらっぷ・ブック』を読み返す [マンガ全般]

本棚を整理していたら、懐かしい漫画が出てきました。

小山田いくさんの『すくらっぷ・ブック』。

小山田さんの初連載となったこの作品は、
長野県の中学校を舞台とした、
思春期の少年・少女の友情や恋愛を描いた学園コミックです。

私は主人公たちより少し年齢は下だったのですが、
連載当時からこの漫画が大好きで、
かなり影響を受けた記憶があります。


1話完結で、全101話。

友情や恋愛以外にも、先輩と後輩の絆、
修学旅行先での触れ合い、部活動の面白さや進路への悩み。

そのような“中学生を取り巻く様々な物事”が
小山田さんの優しい目線で描かれた傑作です。


かつて中学生だった、そして今はちょっと疲れてしまった大人が読むと、
ホッとできる漫画だと思います。

人間の“闇の部分”を鋭く描いた問題作も良いですが、
たまには心温まる漫画でまったりしたいものですね。

【追記】
2016年3月25日、小山田いくさんの訃報を知りました。

正直なところ、かなりショックで誤報であることを願うほどでした。

我が家の本棚には、まだ『すくらっぷ・ブック』や『ぶるうピーター』
『星のローカス』が並んでいます。

思春期の私の人格形成に多大な影響を与えてくれた大切な漫画です。

私が死ぬまで、手放すことはないでしょう。

今はただ、小山田さんのご冥福をお祈りするのみです。

小山田いくさん、楽しい漫画を描いて下さって、本当にありがとうございました。


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