『ミル』 手原和憲・作

毎週月曜日は『ビッグコミックスピリッツ』の日。

諸々の連載が休載となっている中、今週号には、
第63回新人コミック大賞入選作である、
『ミル』という読み切りが載っていました。

作者は、手原和憲さん。

主人公の大学生と化け猫が織り成す
なんとも不思議な物語。

で、これが非常に面白くてですね、
ついカミさんにも勧めてしまいました。

主要な登場人物がほぼ二人だけなのに、
展開が単調にならないのは、なんだか凄いなぁ、と。


殺伐とした作品や重いテーマの作品が多くなった
最近のスピリッツ。

考えさせられることも多い反面、
読後にどっと疲れることも多く有りました。

そんな中、こういう優しい目線で描かれた作品は、
読んでいる側にはとても安心感があります。


この『ミル』は、今年の夏頃に連載を予定しているそうです。

スピリッツが、その「場」として妥当なのかは疑問ですが、
（サンデーとかの方が良くないか？）
私は大いに期待して待とうと思います。