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せめて人間らしく『アイアムアヒーロー』第254話 [アイアムアヒーロー]

【ネタバレ注意!】本記事はネタバレを含みます。本編を未読の方はご注意下さい!
 

今週号も、ちゃんと掲載されてました。


というわけで、本編。

頭部を撃ち抜かれた桐谷の死体をいたぶる城。

死体蹴り。

久喜市からの道中で、城も色々な部分が壊れてしまったようですね。

変わり果てた母親の姿を見て、涙を流した可愛げは完全に消失。


さらに狙撃の手を緩めない英雄の行動に乗っかるクルス。

他に仲間がいると思わせ、心理的優位に立とうという魂胆でしょう。

しかし、おばちゃんにアッサリ看破されてしまいます。

そのクルスの額の傷が割れ、崇が顔を覗かせます。

漫画なので「不気味」程度の感想で済みますが、
リアルにこんな『ゴケミドロ』みたいな状態を目の当たりにしたら、
本当に卒倒ものですね。

それでも、少しはまともなコミュニケーションが取れそうな崇を見て、
中田隊長は彼から情報を得ようと試みます。

が、成果はほぼ無し。

人間が考えがちな「目的」らしいものは得られず、
ただ無意味に、殺戮と感染を繰り返していることが分かっただけ。

では、クルスの存在価値は何にあるのか・・・?

なぜ、クルスが生まれたのか・・・?

見る者に狂気を感じさせた、最初のクルスは誰なのか・・・?


やや膠着した状況を遠くから見つづけている英雄は、
とうとう中田隊長へ銃口を向けてしまいます。

二人目を撃つ気満々です。

人を殺めることに対し、本当に躊躇いが無くなっていますね。


さて前回、クルスに負傷させられた中田隊の無口な女性。

クルスの言葉によれば、「力を解放してやった」そうです。

状況としては、それまで人間側の立ち位置にいた彼女が
(肉体的には)クルス側へとシフトしていった、ということでしょうか。

しかし、それは彼女の望まないものであり、
中田隊長の問いに、彼女は衝撃の願いを告げます。

人としての尊厳が残っている間に殺すべきなのか。

かつて、感染した直後の小田さんから、英雄が突きつけられた非情の選択を
今度は中田隊長が突きつけられる番となりました。

究極の選択。

何が正解なのか、誰にも分からない選択。

中田隊長は、どのような結論を出すのか。


次号(47号)はお休みだそうです。

・・・・・・本当かな?

【追記】
第255話の記事はこちら


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