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人間性ゼロの人たち『アイアムアヒーロー』第245話 [アイアムアヒーロー]

【ネタバレ注意!】本記事はネタバレを含みます。本編を未読の方はご注意下さい!
 
やはり最後は、“人間 対 人間”か。(←別に最後ではない)

勃発したのは「桐谷 対 春樹」。

驚いたことに、隠れている桐谷の気配に気付いた春樹。

調子に乗って足下をすくわれるタイプかと思いましたが、
意外にも周りを警戒する慎重さも持っているようです。

いや、もしかしたら、久喜市からの道のりで急速に
危険に対する嗅覚が鋭くなったのかもしれませんね。

ここまで生き延びて来れたのには、それなりに理由がありそうです。


桐谷の武器は鉈。

春樹の武器は数本の包丁とキックミット。

先に仕掛けた桐谷と、それに応戦した春樹。

最初の一発は、お互いに不発となりました。

が、ここで春樹が自身の武器の“キモ”となる部分を口にしてしまいます。

高揚したためなのか、こういうことは相手に言うべきではないですね。

桐谷の警戒レベルが上がってしまいますし、
場合によっては、それを逆に利用されてしまう可能性もあるわけです。

このへんの駆け引きが出来ていない点がまだ、“ガキ”なのでしょうね。


さて、その春樹の帰りを待っていたはずの苫米地と城。

接近する巨大ZQNを警戒し、苫米地はいち早く逃亡を図ります。

ヘリに何かあったら全てが無駄になるとはいえ、
早々に仲間を切り捨てるところは、さすが苫米地!

まったくブレない!

まあ、彼にしてみれば、仲間などという者はもともと存在せず、
春樹のようなガキに至っては、自身の計画に要らなくなれば
後ろから撃ってでも排除していたでしょう。

そして、城も春樹と自分の身の安全を秤にかけ、
音速を超えるスピードで春樹を切りました。

こういうのが一番怖いな・・・。


一方、辛くも来栖一派から逃げた浅田。

こちらも、相当なクズっぷりを見せています。

浅田がやろうとしていることは、いわゆる「ガス室」。

保健所で犬や猫を殺処分する方法。

それを人間にやるという、想像するだけで胸くそ悪くなる所業を
あろうことか、あの子供にボタンを押させるつもりのようです。

こいつはもう、狂ってますね・・・。

ただ、現段階に至っても、
今ひとつ浅田の狙い・目的が見えてこないんですよね。

教祖にのし上がって、後世に残る伝説になりたい
・・・程度のことなのか?

人間が激減しているこの時代に、そんなことをする意味があるのか?

考えが浅いのか、とんでもなく深いのか、どうにも判断しにくいキャラですね。


次号は休載だそうです。

【追記】
第246話の記事はこちら


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