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希望と絶望の境で『アイアムアヒーロー』第220話 [アイアムアヒーロー]

【ネタバレ注意!】本記事はネタバレを含みます。本編を未読の方はご注意下さい!
 

連載再開です。

江ノ島タワー(?)以上の体高を持つ巨大ZQN。

興味深いのは、このZQNがそのタワーに触れるところまで
接近はするものの、破壊せずに迂回している点。

やはり人間だけを除去し、器である環境は残すつもりなのか。


英雄たちを助けてくれたオジさんは、漁師ではなく
釣り船屋のご主人でした。

このオジさんに、東京まで乗せて行ってもらえるように頼む比呂美。

確かに陸路よりは遥かに安全でしょう。

しかし、命を助けてもらっただけでも大変な恩人なのですが、
その相手に、さらにお願いが出来るという、
比呂美自身も自覚はしている、ある種の図々しさは
彼女の性分なのか、若さゆえなのか。

で、その依頼を無下に断らずに、理由を聞いてくる辺り、
このオジさんも、なかなかの懐の深さがありますね。


比呂美の申し出に対し、オジさんは一つの条件を出してきます。

英雄の持つ銃一丁

それとの交換。

これは結構、重たい条件です。

ついさっき知り合った人物に銃を渡す。

色々な意味で危険性が高い条件かもしれません。

しかし、オジさんにも理由がありました。

身を守るため。

食料にしろ、船の燃料にしろ、それらを調達するには
常に命がけで行動しなければなりません。

そのための武器が欲しいというのも分かります。


さて、今回はじめて「ZQN」の意味が語られました。

私はてっきり、ネットスラング「DQN」を元にして作られた
名前かと思いましたが、それなりに意味はあったようです。

ただ、これが核心を突いているのか否かは分かりません。

ちょっと観念的すぎるかなぁ・・・。


最後、比呂美が気付いてしまった「もう一人」の存在。

あまりに哀しい同乗者がいることが判明しました。

見捨てることなど出来るはずも無く・・・。

オジさんは自分を責めているようにも見えます。

世界があんなことになってしまっても「治る」とか「助かる」とか、
考えることすら無駄に思えてしまうのですが、
比呂美たちは、まだ希望を捨ててはいないようです。

オジさんも、そこに一縷の望みを託すのか。

次号にも注目です。

【追記】
第221話の記事はこちら


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