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『語れ!機動戦士ガンダム』を語る! [アニメ全般]

KKベストセラーズから発行された『語れ!機動戦士ガンダム』を買いました。


語れガンダム.jpg


この手のムック本というと、
「ファンなら誰でも知ってる上辺だけの情報を羅列した基本以前の内容」
と相場が決まっていそうですが、本書はさにあらず。

かなりの濃厚さで、読み応えあります!


掲載内容をざっと挙げてみましょう。

まず、富野由悠季さん・安彦良和さん・大河原邦男さんという
ガンダムを創った御大御三家のスペシャルインタビュー。

これだけでも、本書の“本気度”が窺い知れるというもの。

そして、第一線で活躍する様々なクリエイターたちが
描き下ろしのイラストで、“それぞれのガンダム”を語ったり、
30歳以下を完全に切り捨てた『俺の好きなMS総選挙』をやったり、
(※ホビー・ハイザックがランクインするという、ある種の特異性有り)
ガンダムのSF設定や登場兵器を真面目に考証したり・・・。

一つのベクトルに向かって(良い意味で)振り切って、
語りまくった感のある本なんです。


そう、ガンダムって、誰かと語りたくなる作品なんですね。

しかし、実際の職場や学校でガンダムの話をしようものなら、
「ガンダム? ああ、知ってる知ってる、お台場にいるロボットでしょ?」
という返答が多くを占めるのが現実ではないでしょうか?

ガンダムはお台場なんかにゃいねーよ!
ホワイトベースのMSデッキだ、このヤロー!
あと、ロボットじゃねえ、モビルスーツだ!

・・・などとは、もちろん言えるはずもなく、
「ああ、そうです。ダイバーシティ東京、行きました?」
とか愛想笑いで話を合わせるのが、私の限界。

でもね、私は観光スポットの話がしたいんじゃないんです。

本書の前書きにあるように、私も仲間内でガンダムを語りたいんです。

『アメトーク』という番組では毎回、色々な題材を取り上げていますが
(もちろん、過去にはガンダムも有り)あの番組の面白さって、
取り上げられた題材に興味ある視聴者が「それ、あるある!」とか
「この芸人さん、よく知ってんなー!」とか、共感できる点だと思うんです。

あれくらいのテンションで、ガンダムを語り合いたいなー。


本書で岡田斗司夫さんが「ガンダムは卒業できない作品」
という表現をしていて、実に的を射ているなと思ったんですが
そういった未だ卒業できない諸兄には、オススメの一冊です。

内容に対して、お値段も手頃です。


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