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『アイマス』アニメ版・第十八話「たくさんの、いっぱい」 [アイドルマスター]

待望の律ちゃん回です。
 

『アイマス2』で竜宮小町の存在が発表されて以降、
あずささん・伊織・亜美、そして律ちゃんの四人は
どこか「脇に追いやられた感」が少なからずありました。

それはアニメ版の放送が始まってからも消えず、
「他の九人」と「竜宮小町」という図式が第六話以降は、
さらにクッキリした形になった印象を持ちました。

原作であるゲーム版が、ああいう形になった以上、
それは仕方の無いことではあるのですが、
やはり心の隅っこの方にはモヤモヤした思いが燻っています。
(以上、あくまで個人的な印象です)


さて、この第十八話。

まずは、律ちゃんに焦点を合わせた回を作ってくれたことを
非常に嬉しく思いました。

アイドルではなくなった彼女を中心にした回を作ることは
「765プロのアイドルたちの成長」を描く上で、
本来なら切り捨てられても仕方が無かったとも思われるからです。

その意味では、本当に嬉しかったですね。


で、今話の最大の見せ場。

ライブ開始後、キョトン顔の観衆の前で歌う律ちゃんを
グリーンのサイリウムを振りながら支えてくれたのは
彼女がアイドル時代からのファンたち。

あれこそ、AC版や無印の頃から律ちゃんを応援し続けてきた
「律子Pたち」の姿そのものではなかったでしょうか。

観る人によって、感じ方は違うとも思いますが、
私にとっては、胸が熱くなるシーンでした。


さらに、このライブシーンの一曲目に「いっぱいいっぱい」を
持ってきたことも秀逸でしたね。

アイマスライブでは、律ちゃんを演じる若林さんの定番曲であり、
非常に盛り上がる一曲です。

そして、エンディングは「魔法をかけて!」。

律ちゃんといえば、この曲を置いて他にないでしょう。

876組をちょこっとだけ登場させる演出も
なかなか心憎いですね。


さて、アニメ版アイマスは早くも十八回目。

第一話からずっと軸がぶれず、誠実に
常に優しい目線で作られている良作だと思います。

意味もなく扇情的な描写をしているだけの他作品とは一線を画し
今後も良質な作品を送り出していってほしいと願います。


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