『七月の骨』吉田聡・著 [マンガ全般]
今週号に掲載された読み切り作品『七月の骨』。
久しぶりに吉田聡さんがスピリッツに登場です。
吉田聡さんといえば、もちろん『湘南爆走族』。
『湘爆』は、今でも自宅の本棚に並んでいる大好きな漫画です。
それから、『荒くれKNIGHT』や『ちょっとヨロシク!』、
スピリッツ掲載作では『てんねん』が好きでした。
あとは知人に紹介されて読んだ『純ブライド』で
「うーーーーーん・・・」と悩んだりした記憶もありますね。
で、今回の『七月の骨』。
おそらく、この作品の主人公・時田サトシは吉田さん自身であり、
本作は吉田さんの自伝的意味合いが強いのでしょう。
吉田さんの作品に出てくる若者たちは、
日常に何かしらの不満や鬱憤を抱いていて、
それが一気に爆発する瞬間が描かれることが多いのですが、
今作は全然違いましたね。
かなり落ち着いた雰囲気のする漫画でした。
自分の信じる道を突き進む、『湘爆』などで描かれた青春とは少し違い、
色々な人々と関わりながら、その中で自分が進むべき道を
「大丈夫かな、こっちで?」と、おっかなびっくり歩む主人公の姿が
非常に繊細かつ丁寧に描かれていました。
ドラマチックな山場も、人生を大きく左右する事件も、
本作にはありません。
しかし、一人の人間が自分の道を見つけて、
そこに踏み込んだ時のドキドキ感がありました。
道に迷った時には、もう一度読んでみたい作品ですね。
久しぶりに吉田聡さんがスピリッツに登場です。
吉田聡さんといえば、もちろん『湘南爆走族』。
『湘爆』は、今でも自宅の本棚に並んでいる大好きな漫画です。
それから、『荒くれKNIGHT』や『ちょっとヨロシク!』、
スピリッツ掲載作では『てんねん』が好きでした。
あとは知人に紹介されて読んだ『純ブライド』で
「うーーーーーん・・・」と悩んだりした記憶もありますね。
で、今回の『七月の骨』。
おそらく、この作品の主人公・時田サトシは吉田さん自身であり、
本作は吉田さんの自伝的意味合いが強いのでしょう。
吉田さんの作品に出てくる若者たちは、
日常に何かしらの不満や鬱憤を抱いていて、
それが一気に爆発する瞬間が描かれることが多いのですが、
今作は全然違いましたね。
かなり落ち着いた雰囲気のする漫画でした。
自分の信じる道を突き進む、『湘爆』などで描かれた青春とは少し違い、
色々な人々と関わりながら、その中で自分が進むべき道を
「大丈夫かな、こっちで?」と、おっかなびっくり歩む主人公の姿が
非常に繊細かつ丁寧に描かれていました。
ドラマチックな山場も、人生を大きく左右する事件も、
本作にはありません。
しかし、一人の人間が自分の道を見つけて、
そこに踏み込んだ時のドキドキ感がありました。
道に迷った時には、もう一度読んでみたい作品ですね。