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さあ、引き金を引くのは誰だ・・・?『アイアムアヒーロー』第38話 [アイアムアヒーロー]

【ネタバレ注意!】本記事はネタバレを含みます。本編を未読の方はご注意下さい!
 
ついに英雄の銃が火を噴き


・・・ませんでした!

前回のラストで、「おおっ! やっとブッ放すんだな!?」
と思ったのですが、そう安易には行きませんでしたね。


今まで“スポーツ”としてしか、銃を扱ったことがない英雄ですから、
それを構えたとしても、同時に迷いを隠せていないことは明白。

ここで「なんだよ、腰抜けだな。撃っちゃえよ」
と、思ってしまうのは簡単。

しかし、英雄がマトモな人間であるならば、
「撃てない」という結果は、当然のことでしょう。

日本は、護身のために銃を持つ“銃社会”ではありませんし、
この作品も、すぐにドンパチが始まるアクション漫画ではありませんしね。

第1話で、本棚の奥から銃を引っ張り出した時も、
それはあくまで、怖い妄想から逃避するための“盾”でした。

しかし、今回のケースは、恐らく英雄自身も忘れていたであろう、
銃本来の使用目的(?)である「迫る敵を撃つ」なわけですね。

そりゃあ、ビビリます。


そして、英雄の言葉の中にも、
混乱する胸中が浮き彫りになっている箇所が幾つか。

口では感染者に対して、
「死んでないと困る」、「もう友達じゃない」と言いながらも、
「人に銃を向けるのが、こんなにこわいとは・・・」とも言っています。

本当の意味での生者と死者の線引きが、
英雄の中でも、まだ出来ないでいるんですね、きっと。


そりゃそうと。

紗衣に引きずられてきたのは、やっぱり可奈子だったようで、
体格を活かした強烈な上手投げが、比呂美に炸裂!

その可奈子と紗衣のバトルが、なんとも醜くて素敵です。

ここで可奈子の言う「せいげい」は、「整形」ですよね?

なるほど・・・紗衣には整形疑惑があったようですな・・・。


さてさて。

次回、引き金を引くことになるのは、誰なんでしょう。

友達だからこそ、比呂美が撃たなくてはならないのか、
それとも・・・。

【追記】

引き金を引くのは!? 第39話の記事は、こちら


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